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エアコン工事において、ガスの流れる配管内部に入っている異物を空気と一緒に抜き取る作業は本来の性能を発揮するためはもちろんのこと、異物の残留でエアコンの寿命を縮めてしまわないように正しく作業をすることが重要です。 この行程は非常に重要であるにもかかわらず、ガスに対する知識が必要なことと作業に必要な工具が高額になるため一番省略されてしまいやすい作業で、今のエアコンはこの作業を正しく行わなかった場合、ガスの組成が変化してしまうため改めて全量を正しく入れ直す必要があります。 |
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エアコンの配管内部および室内機内部の空気を抜く作業の一例を紹介します。空気を抜き、同時に湿気として入っている水分の除去も同時に行われます。真空ポンプを使ったこの作業を真空引きといいます。 |
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真空ポンプに取り付けた真空ゲージを介してサービスポートから空気を抜くことでゲージの針が左いっぱいまで振れます。この作業はマニホールドを使用しても可能ですが、ごらんの様に真空ゲージを使えばより正確です。 |
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室外機サービスポートに取り付けたアクセスコントロールバルブ。これを使用することで配管内部の真空を維持したままサービスポートから真空引き工具を取り外すことができる。 |
工事価格にとらわれすぎると上記作業が省略され内部のガスを使った旧方式のエアパージを行われてしまう可能性があります。冒頭に述べたように、今のガスはエアパージに使用してしまうとその分がガス不足になるばかりではなく、組成も変化してしまうので簡単に考えてはいけません。 |