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毎年、遠方から古い扇風機の修理依頼が舞い込みます。これは三菱電機製のクラシック扇風機。川崎造船所製の物とよく似ていますが、これは水平首振りです。 | |
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メインの修理依頼は首が振らないこと。原因はこの首振り機構に使用されているギヤの摩耗でした。古い扇風機なので、注入されていたグリスが固まりギヤの摩耗を促進したのだと考えられます。左が新造したESD製のギヤ、右は消耗したベークライト製のギヤ。 |
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内部をチェックしたところモーターへのコードが絶縁材の劣化でひび割れを起こしていました。 |
同じコードが入手できないので、絶縁被覆をかぶせました。 | |
極端に古い扇風機の場合、雰囲気を楽しむだけではなく実際に稼働させて楽しむ場合は見えないところでトラブルが潜んでいる可能性があります。使用中は目を離さず、不在時にはコンセントからコードを抜いておくなどして安全にも配慮しましょう。 |