ファンヒータ各部の汚れ

 ここでは、ファンヒーターの汚れた部品の写真に解説を加え使用時の注意を促して行きたいと思います。写真は適当な物が出来しだい随時ついかしていきます。なお、これらの汚れは自分で取るのは困難ですので、掃除を依頼してください。

 ファンヒータの対流ファンに付着したホコリを内部側からみたところ。ファンにホコリがつくとプロペラ効率が低下して風量が下がりその結果本体の温度が上昇して安全装置(過熱防止)がはたらく。特に台所で使用しているものはホコリに粘りがあり大量に付着するケースがよくみられる。

 ファンヒータのダクト(吹き出し口の中)を分解してみた写真。ダクトの壁や下にたくさんのホコリが付着にて一部は黒く変色している。過熱防止装置が作動する原因となる。

 ファンヒーターダクトを後ろから見たもの。内壁一面にホコリが見える。以上3枚の写真のホコリを自分で取ろうとしてさらにファンヒータを破壊してしまうケースも時々あるので自信の無い人もある人もそのまま掃除依頼をした方がかえって安上がりでしょう。掃除機での掃除は難しいです。

 灯油カートリッジの下にある燃料フィルターの汚れ(右)知らないうちに灯油に入ってしまったほこりやゴミはここで濾過されて内部へ入りにくくしている。見にくいが、左の白い物は新品の交換用フィルター

 ファンヒーターの後ろ、ファンの上の方が黒くなっている。これは不良灯油を入れたため消化後くすぶったススが付着した物。灯油は良質なものを使用したい。

 上のファンヒーターの気化器内部に燃え残った灯油の不純物。これが消化後もくすぶるので内部にすすが付着ファンの上部に流れ出すため上の汚れ方になる。

 燃焼用空気取り入れ口にあるフィルターの一例。活性炭を入れたタイプの物は表面のホコリだけを取っても内部の活性炭が目詰まりしていると掃除しても使用できない。このタイプは消耗品と考えて交換しよう。左側が新品パーツ。

 上の部品の裏側。内部までホコリでよごれているのが分かる。無理に使うと燃焼用空気が不足するので内部にカーボン(すす)が発生成長してセンサーをショートさせてしまう。早めの部品交換の方が安上がりである。