サイクロン掃除機のお手入れ

 紙袋がいらないのがセールスポイントのサイクロン方式の掃除機。しかし、遠心力でホコリを分離してきれいな空気を排気するはずが。遠心力は大きな物(重い物)には強く作用するが、小さなホコリには作用しにくい。したがって、分離できないホコリを止めるフィルターを手入れする必要がある。

 サイクロン方式の掃除機といえどもモーターの冷却に吸い込んだ空気を使用することに変わりはない。

 本体下のカバーを開くとモーターへのホコリ侵入防止のためのフィルターがある。

 フィルターを取り出した。遠心力では分離しきれない微粒子でフィルターが目詰まりしている。

 水洗いしてきれいにしたフィルター。この部分はモーターの過熱を防ぐため、こまめな手入れが必要。

 ホースの途中にもうけられたフィルター。

 フィルターを取り外した。内部に微粒子のホコリが残っている。

 取り外したホースのフィルター。

 掃除したホースのフィルター。紙袋が無いので掃除したあと再度取り付ける。

 本体の加熱が原因で熱変形したコード。スムーズに本体に巻き取ることができなくなっていた。

 コードリールの熱変形を予防するには、使用するたびに黄色のマーカー線の所までコードを引き出してから使用する。フィルターの掃除もこまめにする事が重要。

 これは、ホコリで目詰まりしたフィルターが破裂した例。こうなると目に見えないホコリやアレルギー物質は掃除機からまき散らされる。